磁針方位(読み)じしんほうい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「磁針方位」の意味・わかりやすい解説

磁針方位
じしんほうい

磁石磁気コンパス)の針がさす北。磁北ともいう。真北すなわちその地点を通る経線の北方向より多少ずれている。その違いが磁針偏差で、地球上の場所により異なるが、日本では6度(九州)から9度(北海道)ぐらい西に偏っている(南西諸島小笠原(おがさわら)などでは、もっと偏りが少ない)。国土地理院発行の地形図には、そのおよその値が載っているので、磁石を用いて地形図を正しい方位に置くことができる。なお、磁針偏差の値は、永年の間にゆっくりと変化している。

[五條英司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む