日本歴史地名大系 「磐椅神社」の解説 磐椅神社いわはしじんじや 福島県:耶麻郡猪苗代町見禰村磐椅神社[現在地名]猪苗代町 西峯見祢(みね)集落の南西、磐梯山の南東麓に位置し、地元では「いわきさま」とよばれて信仰を集めている。大山祇命・埴山姫命・品陀和気命・息長足姫命の四柱を祀り、旧県社。元来が磐梯山を神体山とし、当地はその遥拝所であったと考えられるが、社伝によると神功皇后の勅命により大山祇命・埴山姫命の二神を磐梯山頂に勧請したのが草創と伝える。天平年中(七二九―七四九)現境内地の中宮の跡と称する所に遷座、弘仁二年(八一一、一説に大同元年)の磐梯山大爆発により社殿が破損したため、同四年再営されたという。また磐梯山頂に勧請されたので古くは峯(みね)の明神と称されたともいう(「会津四家合考」など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by