世界大百科事典(旧版)内の磑の言及
【碾磑】より
…脱穀用のつき臼と製粉用のすり臼の総称で,動力には水車が使われた。すでに漢代の文献に水を利用した碓,磨の類が現れるが,唐・宋時代に碾磑の成語が広く使用され,元・明以降には古語となった。その語義を説くものとして〈養老令〉の平安初期の注〈令釈〉は〈水碓(みずからうす)也。…
【農具】より
…唐代のころから小麦が麦類の中心となった。穀物類の中で小麦の製粉はとくに微粒子の麵(めん)(パウダー)にする必要があるので,小麦の普及につれて磑(がい)(磨ともいう。すりうす)も普及してきた。…
※「磑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」