磯(漢字)

普及版 字通 「磯(漢字)」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 17画

(旧字)
17画

[字音]
[字訓] いそ・かわら

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(幾)(き)。〔説文新附〕九下に「大石、水に激するなり」とあって、岩に波のうち寄せるところ。〔万葉集〕には礒の字を用い、〔玉〕に「崟崎礒石巖なり」という。いわゆる岩場。またには「水中の磧なり。なり」とあって波打ちのかわら。に幾激の意があるのであろう。

[訓義]
1. いそ、かわら。
2. 水が石に激する、うちあたる、なでる。

[古辞書の訓]
立〕礒 イソ・カカム・セキ/ スサキナントナリ・イソナリ・マタ(タマ) 〔字鏡集〕 イソ・ナヅ・スル・タマ

[熟語]
磯激磯釣・磯頭
[下接語]
倚磯・遠磯・廻磯・碕磯・漁磯・秋磯・石磯・磯・断磯・長磯・釣磯・湾磯

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報