礒壁村(読み)いそかべむら

日本歴史地名大系 「礒壁村」の解説

礒壁村
いそかべむら

[現在地名]香芝町磯壁一―七丁目・大字磯壁いそかべ

二上山東北麓に所在。西は加守かもり(現當麻町)。欠年の金峯山免田田数注進状(天理図書館保井文庫)に「廿条 五里 一坪四反内一反平太郎カモリ 一反小法師イソノカヘ」などとある。

慶長郷帳には「礒のかへ」とあり村高六八七・九三石、幕府領(代官大久保長安)。寛永郷帳には「礒野壁村」とみえる。元和五年(一六一九)郡山藩(松平忠明)領、のち同藩の二割半無地高増政策により村高八六〇・五三八石。延宝七年(一六七九)本多忠国の転封で幕府領、天和二年(一六八二)近江国水口藩(加藤明友。のち下野国壬生藩)領となる。正徳二年(一七一二)再び幕府領、享保九年(一七二四)再度郡山藩(柳沢吉里)領となり、廃藩置県に至った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android