社会教育主事課程(読み)しゃかいきょういくしゅじかてい(英語表記)program for social education officers' license

大学事典 「社会教育主事課程」の解説

社会教育主事課程
しゃかいきょういくしゅじかてい
program for social education officers' license

社会教育主事は,都道府県および市町村の教育委員会の事務局に置かれる専門的職員で,社会教育を行う者に対する専門的技術的な助言指導に当たる。職務の例としては,教育委員会事務局が主催する社会教育事業の企画・立案・実施や,管内の社会教育行政職員等に対する研修事業の企画および助言等がある。大学に開設されている社会教育主事課程は,社会教育主事の資格を得るためのコースの一つ。大学に2年以上在学して62単位以上を修得し,かつ大学において文部省令で定める社会教育に関する科目の単位を修得し,社会教育主事補の職,または社会教育関係団体など文部科学大臣が指定する職にあった期間を通算した期間が1年以上になるとその資格が与えられる。社会教育主事として働くためには,さらに都道府県または市町村教育委員会から社会教育主事として発令される必要がある。
著者: 小笠原正明

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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