祓う(読み)ハラウ

デジタル大辞泉 「祓う」の意味・読み・例文・類語

はら・う〔はらふ〕【×祓う】

《「払う」と同語源》
[動ワ五(ハ四)]神に祈って、罪やけがれ・災いなどを除き去る。「心身を清めてけがれを―・う」
[可能]はらえる
[動ハ下二]に同じ。
御厨子所みづしどころのおもだなといふ物にくつ置きて、―・へののしるを、いとほしがりて」〈能因本枕五八

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「祓う」の意味・読み・例文・類語

はら・うはらふ【祓】

  1. ( 「はらう(払)」と同語源 )
  2. [ 1 ] 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙 神に祈って、災いや罪、けがれを払い除き、清める。
    1. [初出の実例]「其の穢悪(けからはしきもの)を濯(すす)き除(ハラハ)むと欲(をほ)し」(出典日本書紀(720)神代上(兼方本訓))
  3. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「筑紫の日向の小戸(をと)の橘の檍原(あはきはら)に往きて祓(みそ)き除(ハラヘ)たまふ」(出典:日本書紀(720)神代上(兼方本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android