祖州(読み)そしゅう(その他表記)Zu-zhou; Tsu-chou

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「祖州」の意味・わかりやすい解説

祖州
そしゅう
Zu-zhou; Tsu-chou

中国,朝初代皇帝太祖 (→耶律阿保機〈やりつあぼき〉 ) を葬った祖陵に奉る邑として天顕2 (927) 年に彼の子太宗が建置した州。現在の遼寧省昭烏達 (ジョウウダ) 盟巴林 (バリン) 左翼旗林東 (リントン) の南西,独石山麓にある石頭房子古城址にあたる。遼代の上京道に属し,2県1城を管轄。城は太祖御容殿などの殿閣のある内城,商店の並ぶ外城から成り,建国の祖の聖地として遼代を通じ繁栄した。天慶5 (1115) 年反乱軍に焼かれ,同9年軍に焼打ちされて壊滅遺跡が現存する。

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