祖師野遺跡(読み)そしのいせき

日本歴史地名大系 「祖師野遺跡」の解説

祖師野遺跡
そしのいせき

[現在地名]金山町祖師野 下市場

馬瀬まぜ川西岸段丘にある。昭和五九年(一九八四)発掘調査され、竪穴住居跡三基・土壙七ヵ所・集石が発見された。住居跡は全体を確認できたものはないが三基ともに隅丸方形で石囲炉をもつ、縄文時代中期後半から後期初頭にかけてのもの。土壙内から住居跡出土のものと同様の土器と若干の石器が発見されている。規模はいずれも二メートル前後である。集石は五ヵ所が確認され、炭化物・石器を伴う。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android