祖母子結び(読み)オバコムスビ

デジタル大辞泉 「祖母子結び」の意味・読み・例文・類語

おばこ‐むすび〔おばこ‐|をばこ‐〕【祖母子結び/×姨子結び】

江戸末期の女性髪形の一。髪を束ねて左右に小さい輪を作り、横にこうがいを挿して、中央を余った髪で巻いたもの。喪中の髪形とされ、のち、多く町家の主婦が結った。おばこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 こうがい 名詞

精選版 日本国語大辞典 「祖母子結び」の意味・読み・例文・類語

おばこ‐むすび【祖母子結・姨をば子結】

  1. 〘 名詞 〙 女の髪の結い方。髪を束ね、左右に小さい輪をつくり、笄(こうがい)を横にさし、余った髪でその中央を巻き留めるもの。江戸末期、喪中の髪型とされ、のち、多く老女や後家が結った。おばこ。〔随筆歴世女装考(1847)〕
    1. 祖母子結び〈吾妻余波〉
      祖母子結び〈吾妻余波〉

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android