日本歴史地名大系 「祖父岳・雲ノ平」の解説 祖父岳・雲ノ平じいだけ・くものだいら 富山県:総論後立山連峰祖父岳・雲ノ平黒部川源流地帯に広がる標高約二五〇〇メートルの広大な溶岩台地が雲ノ平で、その最高地点二八二一メートルの火山が祖父岳である。地籍は大山(おおやま)町。江戸時代の絵図では祖父岳をカベキガ岳と記したものが多く、江戸時代末期の黒部大川筋絵図(吉沢家蔵)もカベキケ岳と記載。しかし享和三年(一八〇三)の奥山御境目見通山成川成絵図(同館蔵)などでは中山(なかやま)の名で記載。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報