神垣や(読み)かみがきや

精選版 日本国語大辞典 「神垣や」の意味・読み・例文・類語

かみがき‐や【神垣や】

  1. ( 「や」は間投助詞 ) 神をまつったところの意から。
  2. (イ) 神の鎮座する場所としての「みむろ」および、地名「みむろの山」「三笠の山」にかかる。
    1. [初出の実例]「神かきやみむろの山の榊葉は神のみまへにしげりあひにけり」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)一)
    2. 「神垣や三笠の山にさしそへて君がときはにいはふ榊葉〈津守国助〉」(出典:続後拾遺和歌集(1326)神祇・一三二七)
  3. (ロ) 神域を流れる「御裳濯(みもすそ)川」「御手洗(みたらし)川」「五十鈴(いすず)川」などにかかる。
    1. [初出の実例]「神垣やみたらし川におふる芹(せり)のつまずもあらで袖や濡れなむ〈藤原為家〉」(出典夫木和歌抄(1310頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む