神垣や(読み)かみがきや

精選版 日本国語大辞典 「神垣や」の意味・読み・例文・類語

かみがき‐や【神垣や】

  1. ( 「や」は間投助詞 ) 神をまつったところの意から。
  2. (イ) 神の鎮座する場所としての「みむろ」および、地名「みむろの山」「三笠の山」にかかる。
    1. [初出の実例]「神かきやみむろの山の榊葉は神のみまへにしげりあひにけり」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)一)
    2. 「神垣や三笠の山にさしそへて君がときはにいはふ榊葉〈津守国助〉」(出典:続後拾遺和歌集(1326)神祇・一三二七)
  3. (ロ) 神域を流れる「御裳濯(みもすそ)川」「御手洗(みたらし)川」「五十鈴(いすず)川」などにかかる。
    1. [初出の実例]「神垣やみたらし川におふる芹(せり)のつまずもあらで袖や濡れなむ〈藤原為家〉」(出典夫木和歌抄(1310頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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