コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

神夏磯媛 かんなつそひめ

2件 の用語解説(神夏磯媛の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

神夏磯媛 かんなつそひめ

日本書紀」にみえる豪族。
景行天皇の筑紫行幸の途上,周防(すおう)(山口県)から派遣された天皇の使者武諸木(たけもろき)に服属の意をしめし,さらに朝廷に反逆する4人の首長の名をつげた。これをきいて武諸木は4人を殺し,筑紫を平定したという。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

神夏磯媛

『日本書紀』に登場する女性の首長。北九州の1国を治めていたが,景行天皇の使者が訪れると,賢木に八握剣,八咫鏡,八尺瓊をかけ,白旗を船に掲げて参上し服従を誓った。さらに近在の4人の首長を,朝廷に反逆する者と告げて,天皇の使者に彼らを討たせ筑紫平定に加担した。賢木に神宝をかける儀礼は来臨する神または天皇を迎える際に行われたらしい。降伏するときに白旗を掲げる風習は,中国,朝鮮半島からの伝来とみられ,ほかに『日本書紀』神功皇后,欽明天皇巻,『常陸国風土記』に例がある。この媛は,天皇に帰順したとされるが,実際には,朝廷の威を借りて近隣の敵対勢力を倒した,したたかな女性であったとも解釈できよう。

(寺田恵子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

神夏磯媛の関連キーワード三浦康広宇治の大君女二の宮川上梟帥北九州逆髪日本書紀通釈日本書紀通証紫上

今日のキーワード

太陽系外惑星

太陽以外の恒星を回る惑星。その存在を確認する方法として、(1)惑星の重力が引き起こす恒星のわずかなふらつき運動を、ドップラー効果を用いて精密なスペクトル観測により検出する、(2)惑星が恒星の前面を通過...

続きを読む

コトバンク for iPhone