神懸る(読み)カミガカル

デジタル大辞泉 「神懸る」の意味・読み・例文・類語

かみ‐がか・る【神懸(か)る/神×憑る】

[動ラ五(四)]神霊が人のからだに乗り移る。また、人が普通と違うようすになることにもたとえていう。「急に―・った言動をとるようになる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「神懸る」の意味・読み・例文・類語

かみ‐がか・る【神懸・神憑】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「かみかかる」とも )
  2. 神霊が乗り移る。
    1. [初出の実例]「大物主神侍姫に神(カミ)かかり給ひて曰く」(出典日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉一)
  3. 神懸かり状態になる。
    1. [初出の実例]「さうした時の津上の態度には、頭の冴えといふよりも、少々神がかったやうなところが感じられた」(出典:闘牛(1949)〈井上靖〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android