神戸空港(読み)コウベクウコウ

共同通信ニュース用語解説 「神戸空港」の解説

神戸空港

神戸市が人工島ポートアイランドの沖合を埋め立てて建設し、2006年2月16日に開港した。新交通システムポートライナーが市中心部の三宮までの約8キロを18分で結ぶ。市によると、14年度の国内便の旅客数は全国97空港中15位で、地方管理空港では1位。空港がある島の利用は進まず、総事業費約3140億円のうち約2780億円を土地売却で賄う計画だが、民間企業に売却されたのは約115億円にとどまる。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

知恵蔵 「神戸空港」の解説

神戸空港

神戸市がポートアイランド沖に建設した海上空港。2500m滑走路1本で、2006年2月16日に開業した。札幌、東京など7路線が就航し、年間319万人の需要を見込む。1999年9月に空港島の埋め立て工事が始まった。しかし、関西には大阪(伊丹)・関西両空港があり、さらに関西空港2期工事も進み、市民団体識者を中心に、関西地区3番目の空港の必要性が疑問視されていた。神戸市は「神戸は地方空港、関西は国際、伊丹は国内線拠点空港と、それぞれ位置づけが異なり、それぞれの役割に応じて、関西圏の需要に対応する」と主張しているが、早くも総事業費3140億円を、人工島を航空会社に売却した資金で返済する計画が行き詰まっている。

(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む