神明生田神社(読み)しんめいいくたじんじや

日本歴史地名大系 「神明生田神社」の解説

神明生田神社
しんめいいくたじんじや

[現在地名]岩倉市下本町

天保一五年(一八四四)の下市場家並絵図(伊藤重左衛門氏蔵)によれば、中市場なかいちば境近く犬山いぬやま街道の東側家並の一軒前幅の参道入口に大門、東の奥は三軒前の幅の境内で本社・拝殿・祭家・祭倉・神主宅が描かれ、おさな(五条川)までは藪地になっている。主祭神は大日命・稚日女命。旧村社。

尾張志」に「神明ノ社。岩倉村の下市場にありはじめ同村のうち新光寺といふ地にあり(中略)按ずるに新光寺むかし新溝寺とてありしが廃れて今地名のみ残りたるにや、されは本国帳の新溝天神は此社にてもあらんか、伝へなければ今は定めかたし、此社を生田神社なりといひて、永禄年中の棟札にしか記したるよし社人いへるハ尤信かたし」とあるように、「延喜式」神名帳の生田神社にも「本国帳」すなわち「本国神名帳集説」の従三位新溝にいみぞ天神にも簡単に比定できない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 丹羽郡 中略 老臣

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む