老臣(読み)ロウシン

精選版 日本国語大辞典 「老臣」の意味・読み・例文・類語

ろう‐しんラウ‥【老臣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 年老いた臣。
    1. [初出の実例]「老臣在座私相語、我后少年学此文」(出典本朝麗藻(1010か)下・冬日〈略〉聴第一皇子始読御注孝経応教詩〈藤原伊周〉)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐上韋左相詩〕
  3. 老功の臣。また、身分、地位の高い家臣。重職にある家臣。
    1. [初出の実例]「御前に候ける老臣」(出典:太平記(14C後)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「老臣」の読み・字形・画数・意味

【老臣】ろう(らう)しん

年老いた家臣。唐・杜甫〔蜀相〕詩 三煩(ひんばん)なり、天下の計 兩先主後主)開濟す、老臣の心

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