精選版 日本国語大辞典 「神楽岡」の意味・読み・例文・類語 かぐら‐おか‥をか【神楽岡】 京都市左京区南部にある吉田山の別称。高さ一〇三メートル。かぐらがおか。康楽岡。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「神楽岡」の解説 神楽岡かぐらおか 京都市:左京区吉田村神楽岡吉田(よしだ)山ともよばれる標高一〇二・六メートルの丘。古くは康楽岡とも書かれる。西麓には貞観年中(八五九―八七七)創建という吉田神社が鎮座する。この岡は神のよります神座(かみくら)であったと思われ、神座の岡が神楽岡となったものであろうが、「日本逸史」延暦一三年(七九四)一一月九日には「遊猟康楽岡(かぐらがおか)」と、遊猟地として登場する。一方、岡周辺は陵墓地としても知られ、「文徳実録」斉衡三年(八五六)六月二五日条には「正三位源朝臣潔姫薨、潔姫者、嵯峨太上天皇之女也、母当麻氏、天皇選聟未得其人(中略)択賀楽(かくら)岡白川地而為葬地」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
世界大百科事典(旧版)内の神楽岡の言及 【吉田山】より …標高103m。古くは神楽岡(かぐらおか)とも呼ばれ,一帯は遊猟地であり,また天皇家の陵墓の設けられたところでもあった。西麓には吉田神社があり,その西側一帯には京都大学がある。… ※「神楽岡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」