神殺し(読み)かみころし(その他表記)deicide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「神殺し」の意味・わかりやすい解説

神殺し
かみころし
deicide

神を死に追いやることで,最も狭い意味ではキリストを十字架上で殺したことをいうが,一般的には,肉体をもった神と考えられる人間動物を殺す習慣をいう。また J.フレーザーなどが説いたように,神である王を殺す儀式もあった。歴史的にこれが普遍的であるとは認められないが,フロイトのいう父殺しとも結びつけられ,罪の償いの思想儀礼の心理的な説明としてはある程度まで有効である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む