日本歴史地名大系 「神田九軒町代地」の解説 神田九軒町代地かんだくけんちようだいち 東京都:千代田区旧神田区地区神田九軒町代地[現在地名]千代田区神田須田町(かんだすだちよう)二丁目神田紺屋(かんだこんや)町三丁目代地の東にある片側町。東は御染物屋伊左衛門(おそめものやいざえもん)拝借地、南は近江仁正寺藩市橋家上屋敷。沿革図書によると享保年間(一七一六―三六)の絵図に紺屋町がみえ、寛政六年(一七九四)には神田九軒町代地となっている。公役町で、小間数は田舎間四〇間(安永三年小間附町鑑)。 神田九軒町代地かんだくけんちようだいち 東京都:千代田区旧神田区地区神田九軒町代地[現在地名]千代田区外神田(そとかんだ)四丁目神田小柳(かんだこやなぎ)町三丁目代地の北側に位置する町屋。文政町方書上によると御染物屋伊左衛門(おそめものやいざえもん)拝借地と同位置にあたる。寛政五年(一七九三)湯島の無縁(むえん)坂よりの火災で柳原(やなぎはら)土手下町が類焼したため神田九軒町の一部が火除地となり、翌年御成道の旗本近藤主殿頭邸跡地内に与えられた代地と考えられる(同書上、沿革図書など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by