神田囃子(読み)かんだばやし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「神田囃子」の意味・わかりやすい解説

神田囃子
かんだばやし

東京の神田祭(5月12~16日)の祭囃子。初めは葛西(かさい)囃子が奉仕していたが、あるとき奉仕にこられなくなったのを契機に、氏子うろ覚えで始めたのが初発という。大太鼓1、締(しめ)太鼓2、笛1、手平鉦(ひらがね)1による五人囃子であり、「屋台」「昇殿」「鎌倉」「仕丁舞(しちょうめ)」の葛西囃子系の曲のほか、「神田丸」「亀井戸(かめいど)」「麒麟(きりん)」「鞨鼓(かっこ)」の独自の曲をもっている。別に紀州和歌浦からの伝来説もある。

[西角井正大]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む