神篦村
こうのむら
[現在地名]瑞浪市土岐町
南西へ流れる土岐川沿いにあり、南西は寺河戸村。下街道が通る。村名は一鎌篦竹・神の箭竹ともよばれる土岐双生竹(県指定天然記念物)が桜堂に自生していることによるといわれ、高野・神野と記し、「こうや」と読まれたともいう。当村一帯は土岐氏の祖光衡以来の同氏の本貫地とされ、「土岐累代記」に光衡が構えたとある神戸城は北方鶴ヶ城を本城とし、当村枝郷一日市場村八幡神社付近を居館とするという。
慶長郷帳にみえる「光屋野村」一千九四三石余は当村のことと思われる。元和二年(一六一六)の村高領知改帳では「かうやの村」とあり、松平乗寿(岩村藩)領。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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