神野浦(読み)こうのうら

日本歴史地名大系 「神野浦」の解説

神野浦
こうのうら

[現在地名]高浜町神野浦

神野村の北に位置し、内浦うちうら湾に面する。見上みかみ山が内浦湾へ張出し、集落はその湾奥にある。確証はないが、大治元年(一一二六)の源某所領処分状(東寺百合文書)にみえる「鞍道浦」、また仁平元年(一一五一)三月日付小槻某田畠付属状(同文書)にみえる「鞍内浦」は当地あるいは内浦一帯をさしたのではないかと考えられる。慶長七年(一六〇二)六月一六日付の若狭国浦々漁師船等取調帳(桑村家文書)に「かうノ浦 〆四艘 四人」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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