デジタル大辞泉 「祭り上げる」の意味・読み・例文・類語 まつり‐あ・げる【祭り上げる】 [動ガ下一]1 尊いものとしてあがめる。「学問の神様として―・げる」2 周囲の人たちが運動して、いやおうなしに高い地位に就かせる。「委員長に―・げる」3 おだてあげて特別な処遇と思わせる。「功績者に―・げる」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「祭り上げる」の意味・読み・例文・類語 まつり‐あ・げる【祭上】 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙① 尊いものとして敬う。あがめ尊ぶ。[初出の実例]「浦安が〈略〉浦安大明神とでも祀(マツ)り上げられたら」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉猟官)② ある人を周囲の者がおだてるようにしてある地位につかせる。まつりこむ。[初出の実例]「いつの間にか世話役に祭り上げられて」(出典:イタリアの歌(1936)〈川端康成〉)③ 人をおだてあげて偶像化する。[初出の実例]「私を革命家に祭り上げるなどと、そんな世にもをかしな事はない」(出典:近代絵画(1954‐58)〈小林秀雄〉ルノアール) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例