禁方(読み)キンポウ

デジタル大辞泉 「禁方」の意味・読み・例文・類語

きん‐ぽう〔‐パウ〕【禁方】

秘密の方術。特に、薬の処方についていった。

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精選版 日本国語大辞典 「禁方」の意味・読み・例文・類語

きん‐ぽう‥パウ【禁方】

  1. 〘 名詞 〙 秘密にして簡単には教えない術。多く薬剤の処方についていう。秘伝
    1. [初出の実例]「禁方の書と云は禁じて人に不知書ぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)九)
    2. [その他の文献]〔史記‐扁鵲〕

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普及版 字通 「禁方」の読み・字形・画数・意味

【禁方】きんほう(はう)

秘密の薬方。〔史記鵲伝〕(長桑君)乃ち鵲を呼びて私(ひそ)かに坐し、(しづ)かに與(とも)に語りて曰く、我に禁方り。年老いたり。に傳與せんと欲す。、洩らすこと毋(なか)れと。

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