禁方(読み)キンポウ

デジタル大辞泉 「禁方」の意味・読み・例文・類語

きん‐ぽう〔‐パウ〕【禁方】

秘密の方術。特に、薬の処方についていった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「禁方」の意味・読み・例文・類語

きん‐ぽう‥パウ【禁方】

  1. 〘 名詞 〙 秘密にして簡単には教えない術。多く薬剤の処方についていう。秘伝
    1. [初出の実例]「禁方の書と云は禁じて人に不知書ぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)九)
    2. [その他の文献]〔史記‐扁鵲〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「禁方」の読み・字形・画数・意味

【禁方】きんほう(はう)

秘密の薬方。〔史記鵲伝〕(長桑君)乃ち鵲を呼びて私(ひそ)かに坐し、(しづ)かに與(とも)に語りて曰く、我に禁方り。年老いたり。に傳與せんと欲す。、洩らすこと毋(なか)れと。

字通「禁」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む