(読み)キン

デジタル大辞泉の解説

きん【禁】

禁じられていること。また、その事柄。「を解く」「を犯す」

きん【禁】[漢字項目]

[音]キン(漢) [訓]いさめる
学習漢字]5年
ある行為に枠をはめて差し止める。「禁煙禁止禁酒禁制禁断禁欲厳禁
かってな行為を差し止めるための一定の枠。おきて。「解禁国禁大禁
一定の場所に閉じこめる。「禁錮監禁拘禁軟禁
特別な人以外は出入りを許されない場所。宮中。「禁苑禁門禁裏
忌み避ける。「禁忌禁句

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精選版 日本国語大辞典の解説

きん【禁】

〘名〙 禁じられていること。禁じていること。おきて。法度(はっと)
※太平記(14C後)三五「貞永に五十一箇条の式目を定めて裁許に滞らず、されば上に敢へて法を破らず、下に又禁(キン)を犯さず」 〔礼記‐曲礼上〕

きん・じる【禁】

〘他ザ上一〙 (サ変動詞の「禁ずる」が上一段活用に転じた語) =きんずる(禁)
※大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉一二「一種痛快な感想を禁じる事が出来なかった」

きん‐・ずる【禁】

〘他サ変〙 きん・ず 〘他サ変〙
① 許さない。禁止する。
※古事談(1212‐15頃)一「此間、右大臣〈法興院殿〉春宮固諸陣出入 云云」
※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)室の八島「将(はた)、このしろといふ魚を禁ず」
② おしこめる。外へ出さない。禁固する。
※続日本紀‐天平一二年(740)一一月戊子「菅成以下従人已上、及僧二人者、禁正身大宰府
③ (多く「禁じ得ない」の形で用いる) 自分の気持などをおしとどめる。
※山槐記‐仁安二年(1167)二月一一日「霊験炳焉、感涙難禁」
※驟雨(1900)〈国木田独歩〉下「冷やかなる涙の我頬をつたふるを禁(キン)じ得なかった」

きん‐・ず【禁】

〘他サ変〙 ⇒きんずる(禁)

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