福井神社(読み)ふくいじんじゃ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「福井神社」の意味・わかりやすい解説

福井神社
ふくいじんじゃ

福井市大手三丁目に鎮座福井藩16代藩主松平慶永(よしなが)を祀(まつ)る。慶永は春嶽(しゅんがく)と号し、江戸幕府の政事総裁職、また京都守護職などを歴任幕末にあって公武合体政策を推進、一貫して尊王開国を唱えた。さらに藩政改革にも尽力し、福井藩より橋本景岳(けいがく)(左内(さない))、中根雪江(せっこう)らの人物を輩出させた。明治時代中ごろ佐佳枝廼社(さかえのやしろ)に合祀(ごうし)されたこともあるが、1943年(昭和18)松平邸北方に当社が創建された。例祭10月10日

[平泉隆房]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「福井神社」の意味・わかりやすい解説

福井神社【ふくいじんじゃ】

福井市大手に鎮座。旧別格官幣社。維新前後の福井藩主松平慶永(よしなが)(春岳)をまつる。1943年創建。例祭は10月10日。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android