福田ヨシ(読み)フクダ ヨシ

20世紀日本人名事典 「福田ヨシ」の解説

福田 ヨシ
フクダ ヨシ

昭和期の婦人運動家 佐賀県議;佐賀母子連盟初代会長



生年
明治29(1896)年

没年
昭和30(1955)年

出生地
佐賀県川副町

経歴
佐賀県初の女性県会議員。2度、夫と死別して一男一女を育てる。佐賀市に初の花嫁学校・わかば寮を設立、昭和26年には“みゆき会”(のちの佐賀母子連盟)も設立、初代会長に就任。また、道路開発で佐賀県庁前の楠の大木が切られそうになった時、これに反対する住民運動先頭に立ち、県の天然記念物指定にまでこぎつけたことから、“楠の木おばさん”の愛称で呼ばれた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「福田ヨシ」の解説

福田ヨシ ふくだ-ヨシ

1896-1955 昭和時代後期の社会事業家。
明治29年1月1日生まれ。昭和21年佐賀市に花嫁学校「わか葉寮」を設立。25年みゆき会(のちの母子連盟)を創立し会長。26年女性初の県会議員に当選,佐賀城内のクスノキ永久保存,母子福祉資金貸し付け,母子寮の設立などにつくした。昭和30年3月15日死去。59歳。佐賀県出身。佐賀高女卒。旧姓弥富

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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