日本歴史地名大系 「福田湊」の解説 福田湊ふくでみなと 静岡県:磐田郡福田町福田村福田湊[現在地名]福田町福田太田(おおた)川河口の自然地形を利用して設けられた湊。当地は慶長九年(一六〇四)の太田川改修以前は湊(みなと)村(現浅羽町)の外港であった。宝永四年(一七〇七)の地震で横須賀(よこすか)湊(現大須賀町)が使えなくなると、福田湊が年貢米の搬送などで賑わうようになった。寛政一二年(一八〇〇)の廻船堅証(寺田家文書)によると、福田湊積荷物が「近年猥ニ相成」競合により運賃の値下げがおき、船持が困窮しているため惣船持寄合のうえ運賃を定めている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by