禿氏祐祥(読み)トクシ ユウショウ

20世紀日本人名事典 「禿氏祐祥」の解説

禿氏 祐祥
トクシ ユウショウ

明治〜昭和期の僧侶(浄土真宗本願寺派),仏教学者,書誌学者



生年
明治12(1879)年6月24日

没年
昭和35(1960)年9月3日

出生地
福井県

学歴〔年〕
高輪仏教大学〔明治36年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔昭和25年〕

経歴
大正3年「仏教大辞彙」編集主任、9年龍谷大学図書館長、同大教授、京都女子専門学校、相愛女子専門学校各講師。昭和22年龍谷大名誉教授。23年真宗史編纂所主監。文化財専門審議員も務めた。仏教経典関係書誌学の権威著書に「東洋印刷史序説」「古梓残葉」(編)「東洋文化史」「仏教史」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「禿氏祐祥」の解説

禿氏祐祥 とくし-ゆうしょう

1879-1960 明治-昭和時代の仏教学者。
明治12年6月14日生まれ。浄土真宗本願寺派の僧。大正3年「仏教大辞彙(じい)」の編集主任。9年仏教大(現竜谷大)教授。昭和23年真宗史編纂(へんさん)所主監。仏典の書誌学的研究で知られ,印刷や和紙の歴史にも造詣(ぞうけい)がふかかった。昭和35年9月3日死去。81歳。福井県出身。高輪仏教大(現竜谷大)卒。著作に「東洋印刷史序説」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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