日本歴史地名大系 「私都川」の解説 私都川きさいちがわ 鳥取県:八頭郡郡家町私都川千代川水系八東(はつとう)川の支流で一級河川。国府(こくふ)町・郡家町・八東町・若桜(わかさ)町にまたがる扇(おうぎ)ノ山(一三〇九・九メートル)に源を発して西流、姫路(ひめじ)集落付近で南西に方向を変え、麻生(あそう)集落の東で北西流に転じ、さらに上峰寺(かみみねでら)集落付近で再度南西に方向を転じ、郡家・河原(かわはら)両町の境界付近で八東川に合流する。この間、明辺(あけなべ)川・山志谷(やましだに)川・前(まえ)川などの支流を合せる。流路延長二八・一キロ、指定延長二三・一キロ。流域面積七三・二平方キロ。前川・明辺川も一級河川に指定されている。門尾(かどお)付近では門尾川と称した(因幡志)。両岸に集落が点在し、近世には下峰寺村以東が八東郡私都郷に属し、稲荷(いなり)村以西は八上(やかみ)郡加茂(かも)庄・土師(はじ)郷に属した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by