20世紀日本人名事典 「秋山安三郎」の解説
秋山 安三郎
アキヤマ ヤスサブロウ
- 生年
- 明治19(1886)年3月9日
- 没年
- 昭和50(1975)年6月19日
- 出生地
- 東京・浅草
- 主な受賞名〔年〕
- 日本演劇協会功労賞〔昭和36年〕,長谷川伸賞(第1回)〔昭和41年〕
- 経歴
- 9歳で奉公に出されたが、のち少年記者となり、また銀行、外人商館、郵便局、市役所などを転々とする。明治42年二六新報に入社し、新聞記者となる。以後、国民新聞、報知新聞を経て、大正12年朝日新聞に入社し、昭和16年定年退職後も嘱託として残り演劇の批評や随筆を書いた。歌舞伎や大衆演劇に精通し、永年にわたって担当した「朝日新聞」の劇評で、36年日本演劇協会功労賞を受け、41年第1回の長谷川伸賞を受賞した。「鉛筆書きいろいろ」「町の随筆」「東京っ子」「芝居玉ころがし」など多くの随筆集がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報