秋花粉症(読み)あきかふんしょう

知恵蔵mini 「秋花粉症」の解説

秋花粉症

秋に飛散する花粉によって生じるアレルギー性鼻炎のこと。キク科ブタクサ(8月~10月)やヨモギ(8月下旬~10月)を始め、イネ科カモガヤハルガヤなどの花粉が原因となる。症状は、春の花粉症と同様、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみを主とし、皮膚のかゆみなど全身症状が起こる場合もある。また、春のスギ花粉に比べブタクサなどの花粉は粒子が小さいため気管にまで入り込み、ぜんそくのような症状を引き起こすことがある。厚生労働省が4万人超に対して行った調査(2003年、複数回答)では、目鼻喉のアレルギー症状が出た人のうち、秋に症状が出ると回答した人は約15パーセントにのぼった。

(2013-11-15)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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