普及版 字通 「秕」の読み・字形・画数・意味
秕
9画
(異体字)粃
10画
[字訓] しいな・あやまり
[説文解字]
[字形] 形声
声符は比(ひ)。〔説文〕七上に「らざる粟なり」とあり、実の入らぬ「しいな」、また米をいう。役立たずのものを秕糠、悪政を秕政、誤りを秕繆(ひびゆう)という。字はまた粃に作る。
[訓義]
1. しいな、くずごめ。
2. あやまり、たがう。
3. けがす。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕秕 粟のらざるものなり。シヒタ・シヒナシ 〔字鏡〕粃 ヌカ・シヒタ・ヒエ・ハツホ・シヒナセ
[熟語]
秕殻▶・秕糠▶・秕政▶・秕▶・秕▶・秕僻▶
[下接語]
垢秕・秕・少秕・秕・秕・揚秕
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報