秦書(読み)しんしょ(その他表記)Qín shū

改訂新版 世界大百科事典 「秦書」の意味・わかりやすい解説

秦書 (しんしょ)
Qín shū

中国,秦代に通行した書体。秦書の名は許慎の《説文解字》叙に見える。〈一に曰く大篆,二に曰く小篆,三に曰く刻符,四に曰く蟲書(ちゆうしよ),五に曰く摹印ぼいん),六に曰く署書,七に曰く殳書(しゆしよ),八に曰く隸書〉とあって,刻符は符契に刻する文字,蟲書は旗幟に書する文字,摹印は印章に用いる文字,署書は扁額に記す文字,殳書は兵器に記す文字で,それぞれ特殊な書体。日常の書体は,大篆,小篆,隸書の3体である。
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