20世紀日本人名事典 「秦真次」の解説
秦 真次
ハタ シンジ
明治〜昭和期の陸軍中将
- 生年
- 明治12(1879)年4月6日
- 没年
- 昭和25(1950)年2月24日
- 出生地
- 福岡県
- 学歴〔年〕
- 陸士(第12期)〔明治33年〕卒,陸大〔明治42年〕卒
- 経歴
- 歩兵第46連隊付となり、日露戦争に従軍、第1軍兵站部副官となった。のち参謀本部員となり、大正3年オーストリア公使館付武官、5年オランダ公使館武官、11年歩兵第21連隊長、12年第3師団参謀長、15年歩兵第15旅団長などを歴任。昭和2年奉天特務機関長、6年中将にすすみ、兵器本廠付(陸軍次官補佐)。7年憲兵司令官となり、荒木貞夫陸相のもとで皇道派の中心人物として力をふるい、青年将校の国家改造運動を庇護した。9年林銑十郎が陸相になると、仙台第2師団長に遠ざけられ、10年予備役に編入。退役後は神官となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報