秦神社(読み)はだじんじや

日本歴史地名大系 「秦神社」の解説

秦神社
はだじんじや

[現在地名]高知市長浜

雪蹊せつけい寺の東隣に鎮座する。祭神は長宗我部元親で神体は衣冠束帯の木像。毎年四月八日には開扉して一般の参拝を許している。慶長四年(一五九九)上洛中、京都伏見で没した元親は、遺骨天甫寺てんぽじ山に納めて墓が営まれ、雪蹊寺菩提寺とされた。しかし明治初年の神仏分離の際、雪蹊寺は一時廃寺となり、元親を祀る神社として当社が創建され、併せて長宗我部氏代々の霊を祀り、現在に至っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android