秩苅別村(読み)ちぷかりべつむら

日本歴史地名大系 「秩苅別村」の解説

秩苅別村
ちぷかりべつむら

[現在地名]国後くなしり郡泊村大字秩苅別村

明治初年から大正一二年(一九二三)までの村。チフカルベツ(大小区画沿革表)、ツブカリベツ(「町村別戸口表」市立函館図書館蔵)とも訓じられる。米戸賀べつとが村の北、東沸とうふつ村の西に位置し、境界は千島火山帯の羅臼らうす(八八八メートル)ほかの高山がある。西はオホーツク海に面する。秩苅別港があるが、冬期流氷で凍結する。明治二年(一八六九)国後郡が設置されたあと、同六年までにチフカルベツ、モシリノシケニキショロなどを包含してチフカリベツ村が成立。「千島国地誌提要」に村名がみえ、戸数二、人口アイヌ男六・女四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 大滝 羅臼 三村

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