モシリノシケ(読み)もしりのしけ

日本歴史地名大系 「モシリノシケ」の解説

モシリノシケ
もしりのしけ

アイヌ語に由来する地名。コタン名のほか山名としても記録されている。チフカルベツの南、西海岸に位置する。当地一帯は近代に入り秩苅別ちぷかりべつ村に包含された。仮名表記は「モシリノシケ」(東蝦夷地場所大概書・東行漫筆)のほか「モシリノスケ」(木村「蝦夷日記」、「蝦夷日誌」三編)、「ムシリノスケ」(木村「蝦夷日記」)もある。語義について木村蝦夷日記」は「モシリノスケハ島ノ真中ト訳」(寛政一〇年七月九日条)と述べ、「蝦夷日誌」(三編)は「訳而島の中と云なり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android