移動養蜂(読み)いどうようほう

百科事典マイペディア 「移動養蜂」の意味・わかりやすい解説

移動養蜂【いどうようほう】

専業養蜂家が蜂蜜(はちみつ)の収量を高めるため,温暖地から寒冷地へ,季節の花を求めて移動する養蜂日本列島を縦断する移動は大正時代初期に始められた。たとえば南九州でミツバチを越冬させ,ここで3〜4月にナタネなど,5月は中部日本でゲンゲ(レンゲ)など,6月は東北トチノキなど,8月は北海道でシナノキなどの蜜を採集する。また,やや小規模のものに紀伊半島房総半島の海岸暖地で越冬させ,東北や長野県の山間地で終わる方法もある。

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