精選版 日本国語大辞典 「稀覯本」の意味・読み・例文・類語 きこう‐ぼん【稀覯本】 〘 名詞 〙 古書や限定版など、世間に流布することがまれで、珍重される書物。めったに見られない本。珍本。稀覯書。[初出の実例]「古書よりもむしろ標準的な研究書或は現代の稀覯本豪華版などを」(出典:春興倫敦子(1935)〈福原麟太郎〉英京雑記) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の稀覯本の言及 【古本】より …新刊書とは異なり,古書市場における需給関係だけで価格が左右される。現存部数が少なく,しかも内容や体裁において評価の高いものは〈稀覯本(きこうぼん)〉と呼ばれるが,それに対する関心の増減や経過年数,復刻など代替品の出現により不断に変化する。[ヨーロッパ] ヨーロッパで古書と古書店の概念が確立するのは近世になってからである。… ※「稀覯本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by