ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「税務訴訟」の意味・わかりやすい解説 税務訴訟ぜいむそしょう 租税に関する争いの解決を求めて通常裁判所に提起される訴訟。裁判所は正式の訴訟手続によって裁判を行う。課税処分,滞納処分の取消しや不服申立てに対する裁決,決定の取消しを求める取消し訴訟が,その主要なものである。ほかに課税処分などの無効,不存在の確認訴訟や不作為の違法確認訴訟,さらにはそれを前提とする不当利得返還請求訴訟,違法な課税処分などによる損害賠償請求訴訟,地方税の賦課徴収を怠った場合における地方自治法 242条の2の住民訴訟などもこれに含まれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by