税権(読み)ぜいけん

精選版 日本国語大辞典 「税権」の意味・読み・例文・類語

ぜい‐けん【税権】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 租税を取りたてる権利。課税することのできる権利。
    1. [初出の実例]「茶税の法を設け、陽に利を与へ、陰に税権をとらんとせしに」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
  3. 国際貿易において、関税徴収を対等に保持する権利。
    1. [初出の実例]「夙に愛国家が思を焦して〈略〉まづまづ税権(ゼイケン)は我手に復しぬ」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙緒言)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む