税権(読み)ぜいけん

精選版 日本国語大辞典 「税権」の意味・読み・例文・類語

ぜい‐けん【税権】

〘名〙
租税を取りたてる権利。課税することのできる権利。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「茶税の法を設け、陽に利を与へ、陰に税権をとらんとせしに」
国際貿易において、関税徴収を対等に保持する権利。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙緒言「夙に愛国家が思を焦して〈略〉まづまづ税権(ゼイケン)は我手に復しぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android