種切(読み)たねぎれ

精選版 日本国語大辞典 「種切」の意味・読み・例文・類語

たね‐ぎれ【種切】

  1. 〘 名詞 〙 種が途絶えること。品物材料工夫口実などがなくなること。
    1. [初出の実例]「春日屋のしんだいは、時次郎といい義七まで血筋の種切(タネギレ)した上は」(出典人情本・明烏後正夢(1821‐24)初)
    2. 「親父へゲルト〔金幣〕を請求するに全く口実が種切(タネギレ)になったので」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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