日本歴史地名大系 「種崎村」の解説
種崎村
たねざきむら
- 高知県:高知市
- 種崎村
土佐湾の入江
元禄地払帳によると総地高三三〇石余、うち本田高八七石余・新田高二四二石余。本田は蔵入地四二石余で、残りは御船役人屋敷・御船番屋敷など藩の船方関係地。新田は貢物地一一八石余、残りは葛目太良兵役知、中嶋四郎兵衛領知をはじめ、藩の船方関係地となっている。幕末期には新田高二二六・三八一石と減少(明治三年郷村高帳)。寛保郷帳による家数一六八、人数九〇三、船一一。
当村は、前記地検帳が「種崎浦」とするように、耕地の少ない、浦中心の村であった。慶長二年(一五九七)の秦氏政事記(蠧簡集)の中五郡代官庄屋の項に「種崎 政所 川田喜兵衛」とあり、浦戸・
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報