種明(読み)たねあかし

精選版 日本国語大辞典 「種明」の意味・読み・例文・類語

たね‐あかし【種明】

  1. 〘 名詞 〙 手品などの仕掛けを示し説明すること。また、一般に、相手が不審を抱く事柄について事情を説明すること。
    1. [初出の実例]「これからの道行を下手に長々と講釈してゐると、却って御退屈でせうから、もうここらで種明(タネアカ)しをしませうよ」(出典半七捕物帳(1925)〈岡本綺堂〉蝶合戦)

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