種苗検査(読み)しゅびょうけんさ(その他表記)seed testing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「種苗検査」の意味・わかりやすい解説

種苗検査
しゅびょうけんさ
seed testing

販売される植物種子について,良質ものが常に供給されるよう操作するために行う検査。おもに室内検査で,純潔度合 (雑草種子など夾雑物混入割合) ,発芽率,水分含量,病気 (種子に付着・内在する菌類など) などについて検査する。日本では,統一的な検査所がないため,主作物種子,牧草種子,園芸種子,材木種子がそれぞれの法律に基づいて別々の機関で検査されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の種苗検査の言及

【植物検疫】より

… 植物検疫には国内検疫と輸出入検疫がある。
[国内検疫]
 日本の国内検疫は種苗検査の形で行われる。例えばジャガイモではウイルス病,シストセンチュウなどの病害虫を防ぐために,検疫官が無病合格とした種いもだけが販売される。…

※「種苗検査」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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