稲代坐神社
いなしろにいますじんじや
[現在地名]橿原市一町小字打鳥居
曾我川を挟んで新沢一町遺跡西方に鎮座。俗に打鳥の宮という。寛文一〇年(一六七〇)の湯釜には「三社権現」と刻する。祭神は御年神。旧村社。「延喜式」神名帳高市郡の「
代坐神社大、月次新嘗」に比定される。式内社
代坐神社は天安三年(八五九)一月二七日に従五位下から従五位上に昇叙(三代実録)。大同元年(八〇六)の牒に「神稲代神 一戸並大和」とあるが(新抄格勅符抄)、城上郡にも式内
代神社(現未詳)があり、いずれか決めがたい。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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