稲本潤一(読み)いなもとじゅんいち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「稲本潤一」の意味・わかりやすい解説

稲本潤一
いなもとじゅんいち
(1979― )

プロサッカー選手。ミッドフィルダー(MF)。9月18日、鹿児島県生まれ。ガンバ大阪ユース―ガンバ大阪―アーセナルイングランド)―フラム(イングランド)―ウェストブロミッジ(イングランド)―カーディフ(イングランド)―ウェストブロミッジ―ガラタサライトルコ)―フランクフルトドイツ)―レンヌ(フランス)―川崎フロンターレコンサドーレ札幌SC相模原Jリーグ初出場は1997年(平成9)4月12日、ベルマーレ平塚(現、湘南ベルマーレ)戦。国際Aマッチ初出場は2000年(平成12)2月5日、メキシコ戦。U20(20歳以下)日本代表として1999年ワールドユース選手権(現、U20ワールドカップ)ナイジェリア大会に出場(準優勝)。U23日本代表として2000年オリンピック・シドニー大会に出場。2002年ワールドカップ韓国/日本大会、2006年ワールドカップ・ドイツ大会および2010年ワールドカップ南アフリカ大会の日本代表選手。アーセナルでは、2001年9月に行われたUEFAチャンピオンズ・リーグのシャルケ04(ドイツ)戦で日本人初のUEFAチャンピオンズ・リーグ出場(ヨーロッパ・チャンピオンズ・カップ時代を含めると奥寺康彦に続いて2人目)を果たす。また2002年ワールドカップではグループリーグのベルギー戦とロシア戦で得点した。

[中倉一志]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「稲本潤一」の解説

稲本潤一 いなもと-じゅんいち

1979- 平成時代のプロサッカー選手。
昭和54年9月18日生まれ。ポジションはMF。ガンバ大阪ジュニアユースから同ユースに入団し,平成9年ベルマーレ平塚戦でJリーグデビュー。10年高校を卒業し,ガンバ大阪トップチームと契約。11年U-20ワールドユースで準優勝。12年カールスバーグ杯のメキシコ戦が国際Aマッチ初出場。同年シドニー五輪代表に選ばれ,Jリーグ・ベストイレブン,優秀選手賞を受賞。13年イングランドのアーセナルFC移籍。のちフルアムFC,ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン,カーディフ,ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン,ガラタサライ(トルコ),アイントラハト・フランクフルト(ドイツ),スタッド・レンヌ(フランス)と移籍。22年川崎フロンターレに入団し,8年6ヵ月ぶりにJリーグに復帰した。FIFAワールドカップ(W杯)は平成14年の日韓共催大会で2得点をあげ,18年ドイツ大会に続き,22年南アフリカ大会でも日本代表にえらばれ,2試合に途中出場した。24年コンサドーレ札幌に移籍。大阪府(生誕は鹿児島県)出身。向陽台高卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「稲本潤一」の解説

稲本 潤一 (いなもと じゅんいち)

生年月日:1979年9月18日
平成時代のサッカー選手

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android