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イギリス,ウェールズ南西部,サウス・グラモーガン州の工業都市で州都。人口32万7706(2001)で,ウェールズ最大。地名は〈タフ川の要塞〉の意。ブリストル海峡の北岸,タフ川の河口部に位置し,背後に南ウェールズ炭田を有するため,20世紀初期までは良質のカーディフ炭を中心とする世界最大の石炭輸出港として繁栄した。現在は港湾地区で造船,製鉄,機械,食品加工などの工業が発達する。町の起源は,75年ころにタフ川の渡河点に建設されたローマ軍の要塞にあり,その廃墟にノルマン征服後の1090年,グロスター伯がカーディフ城を築いた。城外には交易中心としての町が建設され,1147年までには領主から交易・自治権も得ていたが,国王により正式に自治都市と認められるのは1608年である。しかし都市としての本格的な発展は,南ウェールズの炭田と鉄山の開発された19世紀以降であり,西郊の司教都市ランダフなどを合併して成長,1955年にはウェールズの主都となった。市内にはノルマン風城塞のほか,15世紀に再建されたセント・ジョン教会,1883年創立のカーディフ大学,およびウェールズ国立博物館などがある。1941年にはドイツ軍の空襲で大打撃を受けた。
執筆者:長谷川 孝治
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